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December 20, 2004

キングダムハーツ

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ディズニーとスクウェアソフトが共同でプロダクトしたとして話題になったキングダムハーツ。もう二年前の作品なのですがこれがむちゃくちゃ面白い。しばらく、面白い RPG には巡り会いませんでしたが、久し振りのヒットです。

何が面白いって、もうバトルがテンポ良すぎです。アクションRPGというジャンルのなかでは高水準の質で、ズバッズバッと切り倒し、バリバリと魔法を打ち当てる。すっごい気持ちいい。若干カメラの視点が近すぎな点が目を疲れさせますが、慣れてしまえばほとんど気にならない。コンボ決めたり様々なアビリティを駆使したり、いやぁ良くできてますわ。

まず、醍醐味はなんと言ってもその世界観。さすがディズニー! というより他にないです。もう贅沢すぎますって。ディズニーワールドを全て網羅すまでにはさすがに至りませんが、ディズニーに詳しくなくても「あ、これ知ってる」って場面は間違いなくあるでしょうし、ディズニー好きの方にも確実に満足できるボリュームがあります。

そして、忘れてはならないのがFFのキャラクター。クラウドやエアリスなどの歴代のFFキャラが登場。もっと出して欲しかったなと言う方もいるようですが、僕はこれぐらいがちょうど良いかなと思っています。あくまでディズニーとFFの調和が取れている範囲かと思います。

あとキャスティングの豪華さには舌を巻かずにいられないです。主人公の声優は“AI”や“シックスセンス”で有名なハーレイ・ジョエル・オスメント。またディズニーキャラは本場オリジナルの声優陣。そしてテーマソングは宇多田ヒカルによる“光”の英語版“Simple And Clean”。いやここまでされちゃうとずるすぎますよね。正直に一言物申すと、キングダムハーツはずるい! ファイナルミックスはずるすぎる!

これほどまでに豪華で贅沢な材料を持ち合わすキングダムハーツなわけでありますが、それにまったく劣らないストーリーをも持ち合わすのがキングダムハーツの真の実力であります。一言でいえば“王道”なのですが、だからと言って決して凡庸なわけではないのです。ディズニーでありながらスクウェア、スクウェアでありながらディズニー、という絶妙のバランス。見た目の全く違う二つの歯車がどうしてこうも上手く回るのか。恐るべき野村哲也(ディレクター)の実力。まぁ、正直なところ見直しました。悔しくも。

そのほかにもグラフィックや音楽どれを取っても良い出来なのですが、最後にまとめるとするならばとにかくこれほど贅沢なRPGは他にないということ。そこらのエンタテインメントの水準は軽く凌駕している。発売から二年経った今初めてプレイしてみてもそう思います。

最後の最後に、キングダムハーツのデモで流れる詩を紹介します。扉を開けるのはあなた自身です。

thinking of you, wherever you are.
この世界のどこかにいるあなたへ―――

We pray for our sorrows to end,
and hope that our hearts will blend.
Now I will step forward to realize this wish.
すべての悲しみが消えるようにとか、
すべての心がつながるようにとか、
願うだけでは届かない想いを叶えるために、
私は進もうと思っています。

And who knows:
starting a new journey may not be so hard
or maybe it has already begin.
新しい旅立ちは意外に簡単なことかもしれない。
もしかしたらそれはもう始まっているのかもしれない。

There are many worlds,
but they share the same sky ---
one sky, one destiny.
この空がつなぐ世界で
辿り着く場所は一緒だと信じています。

December 20, 2004 | Game

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