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June 11, 2005

バンディッツ

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ブルース・ウィリス、ビリー・ボブ・ソートンの二人が扮する銀行強盗と、ケイト・ブランシェットが演じる人妻がおりなす痛快コメディ。一応、実話をベースに描いたスリリングクライムアクションというのが正しいらしいが、実際に見てみるとこれはスリリング“コメディ”アクションと言った方が近い。

とにかく二人の銀行強盗、ジョーとテリーのやりとりはどうしようもなく面白い。この面白さは序盤からフルスロットルで、特筆すべきはやはりテリーの変装だろうか。それを演じるソートンの病的なまでの怪演は一見に値する面白さだろう。

この二人だけでも十分役がそろった感があるが、さらに奥深い味わいにさせている存在が、この二人に絡むケイトブランシェットだ。彼女はジョーとテリーの二人と寝るが、どちらにも魅力を感じてどちらとも選べない。やがて自分の矛盾はジョーとテリーが二人で一組だからこそ完璧なところにあるのだと気付く。この三角関係はまるで青春映画のワンシーンのようでもある。それも、いい年こいた大人三人が演じているからこそ面白いのだろう。そして音楽もイイ。

また、この映画には常に青空のような清々しさを感じることが出来る。それは彼らの犯罪にはまったく暗さがないからだ。人を殺す場面などもちろん無いし、車一台奪う時でさえ彼らは紳士的だ。彼らと触れ合った人達はこうも言う「彼らはいい人よ」。そのうち、彼らはメディアに英雄扱いされるほど有名な銀行強盗となる。

そしてクライマックスの意外な展開。予想できるオチだと批判する人も出るだろうが、問題は予想できるかできないかではない。見た人が望むであろうものをただ単純に描いてくれる。これは非常に大事なことだと思う。予想を超えて裏切る展開も大事だが、それが実際受け入れられることはむずかしい。その点、この映画はエンターテイメントとして痛快なほど王道を通っていると言えるだろう。

一言で言ってしまえば、見ている間も見た後も非常に爽やかな映画。見たらきっと大事な人とこの笑いを分かち合いたくなるはず。

June 11, 2005 | Diary

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